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ツアー中に使用する車両について、ランド・クルーザーかハイ・エースか?

Atsushi Wada
10月8日
読了時間: 4分

ツアーの感想で「移動が想像以上に大変だった」というご意見をいただくことがあり、以前に「車の揺れ対策」というブログの記事を書きました。


ツアー中の移動に関しては、長距離移動の場合も列車という選択肢がなく、国内線は増えつつあるものの、便数が少なく割高で、機種が軽飛行機で荷物の制限もあるため、基本的にはツアー中は終始自動車を使い陸路で移動します。


道路事情の良い日本にいても、1週間毎日自動車で旅を続けるということはなかなかないのではないでしょうか。ということで、アフリカでのツアーにおける車両選びは、ツアーの要素としてそれなりに重要な事項で、今日はツアー中に使用する車両について書いてみます。あまり車に関心のない方は、最後の「結論」まで飛ばして読んでください。


南部アフリカでのサファリでは、屋根のないオープン・タイプのランド・クルーザーも多く使用されるようですが、ウガンダを含め東アフリカでは、天井が開くように改造したポップアップ・ルーフ・タイプのサファリ・カーが主に使われています。サバンナでのゲーム・ドライブなど「活動」の際は屋根を開けて、動物を探索または観察し、都市から国立公園、国立公園から次の国立公園の「移動」の際は屋根を閉めて移動します。割合を比較すると、距離・時間共に「移動」の方が長くなります。車種に関しては、ランド・クルーザーとハイ・エースの2車種が殆どです。


アフリカでのサファリというと、先ず思い浮かべるのはランド・クルーザーのサファリ・カーではないでしょうか。サファリ用に改造されたランド・クルーザーはとにかく頑丈で悪路での走破性も抜群です。そして、なによりサバンナの風景とランド・クルーザーの組み合わせはとても格好良く、旅の写真にサバンナとランド・クルーザーの光景が残るのは、それだけでも価値があることだと思います。


ただ、走破性を優先させるために、乗り心地は犠牲にされているのも事実です。一般の車両と比べ、地面からの突き上げがきつく、車が跳ねやすい構造になっているため、座席にカメラなど荷物を置いたまま移動すると、車が跳ねた瞬間に荷物が座席から落ちることもあるので注意が必要です。


一方、ハイ・エースはランド・クルーザーほど頑丈でない分、さほど乗り心地は犠牲にされていません。「移動」の部分での乗り心地では、ハイ・エースの方に軍配が上がります。また、車両がランド・クルーザーほど頑丈でないため、運転手も比較的ゆっくりと車を走らせてくれます。


そのため、移動中の快適さや体への負担を考えた場合、ハイ・エース・タイプのサファリ・カーを選択肢に入れる価値は十分にあります。また、多くの国立公園では公園道以外を走るオフトラックが禁止されており、そこまで酷い悪路を走ることがありません。そのため、ツアーの内容次第では、ツアー全体を通して、ランド・クルーザーほどの走破性が必要でないこともあります。


エアコン付きか・無しかという点では、ハイ・エースの方がエアコン付きが多く、ランド・クルーザーの方がエアコン付きが少ないです。


費用面では、ハイ・エースの方が割安で、全体のツアー代金もハイ・エースの方が安くなります。


ただ、オフトラックが認められている私営の保護区などでは、どこにでも行けるランド・クルーザーが圧倒的に優位です。また、特定の地域で、使われる車両のほぼ全てがランド・クルーザーである場合、ランド・クルーザーで走ることを前提に道路が整備されているため、ランド・クルーザー以外の車両を使うと、車両がスタックして「ランド・クルーザーなら行けたのに」となる可能性があるため、選択肢としては、ランド・クルーザーの一択です。


「結論」ランド・クルーザーかハイ・エースか?


ツアーの内容次第、またお客様の優先事項次第です。


<ランド・クルーザーが向いている方・ツアー>

* 憧れのランド・クルーザーのサファリ・カーに乗りたい、見た目も重視したい方。

* オフトラックが認められている公園や保護区に行く、本格的なサファリを予定しているツアー。


<ハイ・エースが向いている方・ツアー>

* 長距離移動が心配、移動中の体への疲労を軽減したい、ツアー費用をなるべく安くしたい方。

* ゴリラやチンパンジーのトラッキング、ネーチャー・ウォーク、ボート・トリップなど、ゲーム・ドライブ以外の活動が多いツアー。オフトラックを走る予定がないツアー。


ウガンダでのツアーに限定すると、キデポ渓谷国立公園はランド・クルーザーの方が良いですが、それ以外の国立公園や保護区は殆どの場合、どこでもハイ・エースで行けます。また、活動の内容が、ゴリラやチンパンジーのトラッキング、ネイチャー・ウォークのみで、ゲーム・ドライブが含まれないツアーの場合、天井が開くサファリ・カーが必要ないため、サファリ・カーよりも快適な車両を勧めております。


やや長くなりましたが、車両選びはツアーの重要な要素です。ツアー申し込みの際は、ご遠慮なく車両選びに関しても、ご相談ください。

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